スコータイ時代からの継承芸能 ナン・ヤイの継続を



ナンヤイとはタイで最も古い伝統的屋外娯楽であり、簡単にいえば影絵を用いた寸劇の一部

スコータイ王朝の時代から存在していたと考えられている伝統芸能だ

これは舞踊や音楽、文学といった多種多様な芸術や古代ヒンズー・仏教の宗教儀式も取り入れられている寸劇となる

大変歴史のあるこの文化を継続・継承しようと作られたのがこの博物館なのだという


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ここはワット・カノンと言うラチャブリ県にある寺院の中

かっことじですでにナンヤイの名前がついてますな
(・∀・)つ

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この寺院は1800年代建立されたらしく、その頃ここでナンヤイ劇団が生まれ大盛況であった

ところがタイにその他の近代的な娯楽が入ってくると、次第にナンヤイは衰退していく事になる

日本で言えば若者が落語や歌舞伎になじみが無いのと同じことだろう
(´・ω・`)


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高床式の博物館

建物からして伝統式なタイの作りだ

現代の生活様式の発展も、人々をナンヤイから離れさせた

そして第二次大戦が終結したころには衰退どころか、本格的なナンヤイの上演はほぼ無くなってしまったという
(´・ω・`)

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この寺院ではそんなナンヤイの復活を掛けて、再活性化を推進している

そう言えば子供の頃よく影絵で遊んだ記憶が蘇る

今どきの子供は影絵なんかで遊ぶのかしら?
( -д-)

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なかなかの近代的なパネル表記

もちろん何が書いてあるかは知る由も無い
.。゚+.(・∀・)゚+.゚

ただバックライトに照らされたナンヤイの写真は雰囲気を伝えてくれる


言われてみたらどこかでこんなような劇を見た事あるわ・・

どこだったかな?

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ナンヤイは乾燥させた牛革から作られる

上演の際には、人形遣いが人形を高く揚げ、体を優雅に動かし、ピー・パート(タイの管弦楽)の音楽に合わせてステップを踏む

バックライトはココナッツ殻を燃やした光源で、大きな白いスクリーンに影の動きを映し出したとの事

ん~こう言われるとちょっとしっかり見てみたくなるわ
(′∀`)

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上演が全くされなくなった頃、ナンヤイの人形は建物の奥でずさんに保管され、その多くが腐敗してしまったらしい

それを見かねたアヌチットという少年が、この文化を継承すべく立ち上がった

とは言うものの口承のみで受け継がれて来たこの芸当は、すでに継承者も乏しかった為、村の長老や僧侶達と知恵を出し合い新たな形を作り上げたと言う


アヌチット君
Good Jobだ  ( *• ̀ω•́ )b グッ

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タイのメディアはワット・カノンのこの取り組みを、定期的に取り上げ広くこの活動を知らせている

その甲斐あってかこの劇は地元だけでなく、タイ各地に活動の場を広げ、1993年には日本も上演をしたらしい

こうしてみるといかにもタイらしいフォルムだ♡

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異国の文化と言うのは宗教観も絡み大変興味深い

今までもいくつかのタイ文化に触れてきたが、ここまで影絵をクローズアップした施設は初めて

ラチャブリに来る機会があれば是非とも立ち寄りたい博物館

今回時間が合わなかったが、毎週土曜日には11時から寸劇が見られるようなので、時間を合わせて行ってみるといいでしょう
(・∀・)



 





その他&すべての写真はこちらより
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SHOP DATA

NANG YAI WAT KHANON NATIONAL MUSEUM
พิพิธภัณฑ์หนังใหญ่วัดขนอน

営業時間 : 8:00-17:00
定休日  : 無休
電話   : 089 555 4195
H.P.    :
入場料  : 無料





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