一見何かは分からない放棄された廃墟遺跡


観光地アユタヤを代表する集客施設『エレファント・パレス』

ここでは象に乗って世界遺産の街を闊歩できるとあって、アユタヤでも大人気の観光スポットとなっている

そしてその目の前にはアユタヤ州の『ラック・ムアン』と呼ばれる都市建立の記念柱の社が立っている

ラックムアンはどちらかと言うと地元の方の参拝ポイント

なので観光客の方がわざわざ立ち寄る箇所でもないのだが、実はその裏手に謎の遺跡がひっそりと存在している

一見すると土台しかなく、なんだかよく分からないこの遺跡

という事で今回はこの遺跡にスポットを当ててみる事にしよう!

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『ひっそりと存在しているのなら、そっとしておけばいいじゃない』

このブログはそんな誰も知らない知られちゃいけない箇所を紹介するのが真骨頂

こうした謎の遺跡をみるとムラムラして仕方がないのよね
ハァハァ(;´Д`)


という訳で紹介していきましょ!

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ここはプラカーン神社といい 、元々はバラモン・ヒンドゥー教の神殿として建立されていた
その後裁判所として活用され、最後に仏教施設になったというなんとも多彩な経験を持つ建物なのだとか

そして現在ではその面影は薄れ、土台のみが残っている形となっている
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冒頭に述べた
ラック・ムアンとは都市を作る時に建てられる市柱の事で、タイの県庁所在地や主要な都市の中心部によく存在しているタイの文化的施設
この文化こそもともとバラモン教の考えから来ているようなので、ここの隣にあるのも妙に納得がいきますな
(・∀・)つ
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裁判所時分にはエレファントパレスの裏手にあった刑務所の囚人が、ここへ護送され裁かれたとの事 またこの目の前のパトン通り交差点はなんと元処刑場

死刑判決により斬首された首は、この神社にて
さらし首にされたとの記述も残っているようだ
(((( ;゚д゚)))


今のほのぼの象乗り風景からは想像できませんな

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斬首台があったのはワット・プララームを背景としたこの撮影ポイント

エレファントパレスで象乗りをしたら必ず立ち寄る場所で皆笑顔で写真に納まるが、実はその横にひっそりとここが処刑場であったことを記している看板が立っている

誰も気づきませんね、これ
(´ε`;)

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ここは1969年にシラパコーン大学
考古学部により発掘調査が進められた
調査により四方にアーチ型プラーンが立っていたと推測され、ヒンドゥー教の神殿であった証拠にバラモンに関する偶像が数多く発見されている
またさらにバンコクにあるジャイアントスイング(でっかい鳥居みたいなやつね)を有するワット・スタットと言う有名王宮寺院との類似点もいくつか発見されたとの事

これにより時代背景からして、ワット・スタットはこの神社をモデルにして建てられたんじゃない?説が生まれているのだとか


某国の各種起源説同様ちょっと無理がある気がしますけど・・
(≡ω≡.)

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当時この周辺には朝夕に開催された生鮮食品の市場があったという
その傍らで行われる公開処刑 今晩のおかずを買いに行っただけなのに、囚人の断末魔を聞かされる気分はどんなものだったのだろう・・
当時としては当たり前のことだったのかしら?
(´д`;)
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その後、プラカーン神社は仏教施設へと改築される
王室の年代記によるとそれは1636年の事の様でプラーサートトーン王治世の元

『チクン地区に古い寺院を取り壊して新しい寺院を建てた』
とされる記述がここに当たるとみられている 発掘調査の際はバラモン偶像の他、仏像も出土
ここが二重宗教地であることが判明したのだが、アユタヤ王朝崩壊とともに放棄され今に至っている

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エレファントパレスにお寄りの際は、そっと目の前にある白い社のラックムアンのさらに後ろをご覧ください

この古の遺跡がひっそりと貴女をお待ちしておりますよ
( ´∀`)ノ








TEMPLE DATA

PHRA KAN SHINE
ศาลพระกาฬ

参拝時間 : いつもいつでも
参拝料金 : 無料
電話   : 誰もいません
H.P.    :




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