ターチン川の防衛拠点は今ではほのぼの駐車場



マハチャイ市場

サムットサコン県を流れる大河ターチン川の河口に広がる鮮魚卸売り市場

国鉄マハチャイ駅を中心に街全体が市場となっており、新鮮魚介類を求める人々でにぎわう活気あふれる市場だ

駅があると言えど集う客はやはり車中心
となるとこの市場の周囲には、いくつかの駐車場が整備される事になる

ここはそのうちの一つで、一番大きな中心駐車場

が、よく見るとその囲いは戦闘モード漂う、ただならぬ雰囲気になっているのであった

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ちなみにマハチャイ駅と言えば、あの有名屋根折り畳み市場、メークロン電車市場のミニチュア版

ここでは誰にも取材されることなく、健気に電車通過毎に屋根が折りたたまれているという



そんな市場を堪能するべく僕はたまにマハチャイを訪れる

その際必ず利用するのがこの無料の駐車場なのでございますよ
(・∀・)つ

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入口からして臨戦態勢

この大砲群はよく見るとチャオプラヤ川の河口部分でよく見かけるオブジェだ

その昔王朝が内陸にあった関係で大河は敵対国にとって格好の玄関口

特にチャオプラヤ以西のターチンやメークロンはビルマ軍からの脅威に常にさらされていたという

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ここもその一環

ここの建立は1828年ナンクラオ王(ラッタナコシンのラーマ3世王)治世時代

今のビエンチャンにいたベトナムの王、アヌウォン王とがっつりやり合っていた時代でもある

アヌウァンの奴にどうにかして一泡吹かせたい!
:(っ`ω´c):ぐぬぬ

と思ったかどうかは分からないが、ナンクラオ王は海軍の武力強化を指示

その際、主要な大河河口に要塞を築くよう命じたのである

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この駐車場の横にはサムットサコン県のラック・ムアン

ラック・ムアンとはその県の中心に置かれる県柱であり、なぜか中華系のかほりがするところが多い

そしてなぜかここも大砲で守られている

よほど物騒な寺院なのかしらね?

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要塞跡は河口に向かってコの字に残る

本当はかなりの部分が残っていたようだが、このあたりの再開発において撤去されたらしい

列強各国にも負けなかった要塞も、都市開発と言う強敵にはかなわなかったようだ
( ;∀;)

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フランスの大使モンティエ・セベレがタイを訪れた際に記した記録に、レンガ造の小さな要塞があり10フィートの壁が備わっていたと記されている

10フィートとは約3m

現存の建物からは少々足りない気もするが、その昔はさらに盛った壁があったのだろうか・・

確かに2m程度の高さでは簡単に乗り越えられちゃうんでね
(´・ω・`)


ある程度高くないと護ってる感もないでしょうし・・

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中には大木に飲まれっちゃった部分も

いいですねー
この雰囲気

こんないい感じではあるが、冒頭に触れたようにここは単なる駐車場

遺跡として整備されているわけでは無く、単なるおまけの風景だ

よく考えたらすごい事かもしれない
(・∀・)つ

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まあよほどの砦マニアか歴史研究家でない限り、ここだけを見に来るのはおススメはしません

電車市場にてお魚を買いに来た方は、ちょっと寄るのもいいでしょう
.。゚+.(・∀・)゚+.゚






 

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