色んな文化のお寺さんの中にある博物館



このお寺さんの建立は1879年と約140年前のこと

キュンアルンパクディさんの妻であるプラスドフォカ夫人と言う方によって建てられた寺院だ

プラチンブリ川の右岸に位置し市内のど真ん中に位置するここは、1913年の後半チャオプラヤアバイブベジャールさんに修復され、当時白色ベースであった礼拝堂は赤レンガとピンクの美しい色彩に仕立てあげられたという

またその装飾も、タイ、中国、ヨーロッパ・コリント式、クメール式の建築が調和されているタイ国内で唯一のものであり、他の寺院に一線を画したそのスタイルは今日でも参拝客を魅了している

そんな寺院はお寺ハンターの僕に訪問されない訳がない

ここまでの登場人物は全く分からない
が、早速訪れてみる事にしよう


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という訳で到着したのだが、なるほどこれは美しい

ピンク色と言うだけでお寺さんらしからぬ色合いだが、そのデザインも洋風な感じが垣間見えてなんとも珍しい感じ

伝統的なタイデザインもいいけど、こういったごった煮文化の本堂もまた見応えありですわ
(・∀・)つ

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礼拝堂の中に鎮座されている方はアパイウォン牧師

Somdej Phra Borom Wongsheさんによってデザインされたこれまた珍しい黒い仏像

一般的に見られる仏像とは異なり、手のひらを左右裏表にしている格好をとられている

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さて今回目的の博物館


寺院内には礼拝堂の他、『アファイ・ピッタヤカルン学校』という教育施設も併設されていた

それが今その役目を終えて、修道院の道具やこの界隈の逸話、プラチンブリの方々の生活道具等を展示する博物館となっている

この建物もまた中央に切り妻とドーム状の屋根を有し、ギリシャ風柱のプラットフォームがあるタイらしからぬスタイル

どこぞの洋館に来たようだが、元は仏教施設なんですな
(・∀・)つ

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博物館自体は入場無料

特に誰がいるわけでもなく無防備に開放されていた

博物館と言えどそこまで重要な品はないんでしょうな

これで貴重な品々があれば盗難し放題な環境と言えよう

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正面入り口にはサイン石

これはなんとプミポン前国王陛下の手書きのものだそう

と言いつつこの無防備さはレプリカなんだろうな

いや
こんな重いもの、盗ろうとしても運べないか・・
(≡ω≡.)

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また古代インドの代表的な叙事詩「ラーマーヤナ」の物語の登場人物が表現されている

ものすごく簡単に言うと、ラーマ王子が誘拐された妻を助けるべくラーヴァナ王に戦いを挑むと言うお話

タイでは「ラーマキエン」として古くから伝承され、現王朝の王様を指す『ラーマ』という名前にも影響が出たとされる


また実は日本でも一説にはある昔話の元であるとされている

誘拐された妻は『島』に幽閉されており、そこに猿や鳥の化身を連れ戦いを挑み、無事妻を連れて帰る

この流れはほぼ『桃太郎』
たぶんあの桃はガンジス川から流れてきたのでしょう
( ̄ー ̄)ニヤリ

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さらにブッタの前身を描いた物語、『ジャータカ』の風景も模されている

これまたインドのお話で、お釈迦様が人間になる前の動物時代の物語を547話集めた逸話集

この話もまた『イソップ物語』や『アラビアンナイト』等の世界的な文学にも影響を与え、日本でも『今昔物語集』に中にジャータカの一部の話が含まれているのという


今昔物語・・
中学生時代以来超久しぶりに聞いた気がするわ
(´ε`;)

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博物館もさることながらこの美しい礼拝堂は一見の価値あり

特にタイのお寺さんに行き慣れた方ほど、そのスタイルの違いに興味が沸く事でしょう

バンコクから2時間

行くか行かないかは貴女次第です
( ̄ー ̄)ニヤリ







 


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TEMPLE DATA

WAT KAEW PHICHIT
วัดแก้วพิจิตร

参拝時間 :
参拝料金 : 無料
電話   : +6637212759
H.P.    :




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