誰も知らない知られちゃいけない・・♬
街全体が世界遺産となっている魅惑の都市アユタヤ
過去の戦争によりことごとく破壊された都市は、現代にその悲壮さと虚空を残し得も言えぬ風景を作り出しています
そんな悲壮さに拍車をかけているのが、このブログでおよそ10日毎に紹介している『放棄された廃墟寺院シリーズ』
世界中の観光客が注目する大遺跡群の脇にありながら、誰も見向きもしない遺跡にスポットあてているシリーズなのです
尚、この廃墟寺院の定義とは下記の通りです
①アユタヤ王朝時には存在し王朝崩壊とともに廃寺化した
②直近まで手付かずのままで長期間放棄されていた
③お坊様的な常駐者が現在でもお見えにならない
さてそこから派生し不定期ながらに連載しているこの『放棄され過ぎにも程がある』シリーズ
これから紹介するのは、そんな廃墟寺院はまだまだ甘い!
街に溶け込む仏塔の跡や、すでに残骸しか残っていない・・が実はかつて華やかな寺院であった、なんて所がアユタヤには多数点在しています
通常の放棄寺院よりさらに悲壮感溢れる遺跡
今回は東アユタヤ地区のご案内
放棄され過ぎってどうゆうこと??
そんな疑問はごもっとも
さあ百聞は一見に如かず、それでは一緒に見ていきましょう!
レッツ――ヽ(@,,>∀<)ノ――ゴォォ♪
ワット・コーク・ケーオ
1993年に編集されたアユタヤ遺跡群地図においての最南端に位置する寺院です
が、その存在はこの小道上に住む住民くらいしか知らないかもしれません
一応各種仏像は鎮座していますが、看板も案内も何もなくここがワット・コーク・ケーオだと把握する術はこの場所には無さそうです
元チェディー(仏塔)と思われるレンガ層に大木が重なるアユタヤあるある光景が広がっています
その住民の話によると、どうやらこの遺跡は軽い心霊スポットの模様
古の寺院を巻き込んだこの大木には精霊が宿り、時折いたずらをするのだとか
ここへ訪れる際、あまりふざけていると何かしらに憑りつかれるかもしれませんよ
( ̄ー ̄)ニヤリ
ワット・ノック・ヤイルック
アユタヤの観光名所日本人村のすぐ南側にあるレンガ塚遺跡です
直訳すると『ルックおばあちゃんの塚』となるのですが、この遺跡の歴史においてルックおばあちゃんなる老婆が出てくる痕跡は一切ありません
ま、というよりこの遺跡についての文献は一切ないというのが本音ですけどね
(。-∀-) ニヒ
奉納されている白像にある記述でここがワット・ノック・ヤイルックだと認識できます
かすかに残るレンガ塚だけがこの遺跡の遺物で、シロアリ塚のような土状の塚で構成されています
比較的交通量の多い幹線道路沿いにあるのですが、その存在に気付く方はよほど普段より放棄寺院に飢えている方くらいでしょう
ま、このような風景はタイ全土によくありますからね
ワット・サンカワット
イムスックというレストランの奥にあるレンガ塚遺跡です
もともと荒れ放題の遺跡でしたが少々手が加えられ、今では仏像用のお堂も建てられています
が、それも飽きちゃったのか、今ではすっかり草が生い茂る風景となってしまっています
レストランを通らなくともこの神社には辿り着けますが、生い茂る草との戦いになりますのでそれなりのご覚悟を
( ̄ー ̄)ニヤリ
そのレストランの開発時、この界隈を掘削した際に排水設備のようなものが発見されました
そのためこの寺院は給排水設備が整った、当時にしてはかなり大規模な寺院であったと推測されています
破壊された仏像の一部はアユタヤらしくしっかり残ります
この寺院が歴史上姿を現すのは、1767年4月7日にビルマ人により拘束されたエカタート王が監禁されたチク村という場所が、ここサンカワット寺院の近くであったとされている事
尚、その後エカタート王は監禁中ろくに食事も与えられず餓死に近い亡くなり方をしたのだとか
放棄寺院の歴史に絡むと王ですら放棄されてしまうね
( ;∀;)
ワット・コ・ノーイ
クロンスワンプルー・ソイ12/3という一生に一度通るか通らないかの小道の最深部にある遺跡です
住宅地の庭のような奥にあるので、発見はすこぶる困難といえます
またこの通りは住民の人口より犬口のほうが確実に多いので、犬に抵抗感がある方は絶対に通ってはいけませんよ
( ̄ー ̄)ニヤリ
民家の駐車場を通るのできちんと挨拶しておきましょうね
『さわーでぃーかっぷ』
さらに道なき道を抜けた林の中にあるレンガ塚
こんな思いまでして辿り着いたところで、得るもののほうが確実に少ない遺跡です
( ;∀;)
先ほどのワット・サンカワットと後述するワット・カンペーンとの3寺院で関連があったとされています
が、どの寺院も歴史は不明で残存物もほとんどない悲しい遺跡となっています
ご覧の通りここも残るはレンガ塚のみ
ここがかつてワット・コ・ノーイであった事は、きっとここの住民さんくらいしか知り得ないでしょう
ワット・カンペーン
先ほどのワット・コ・ノーイと同じソイにある遺跡です
こちらはワット・コ・ノーイに比べると少々装飾が施されているようです
が、それも建てた後は飽きっちゃったのか、放棄され感が若干出てしまっているようです
大きく育った菩提種の袂に坐像の一部が取り残されています
また周りにはかつてここの床に敷かれていたとされるレンガが点在して残ります
こういうのを集めて復元する気はサラサラないんでしょうな
なんかもったいない気がしますね
(´・ω・`)
しかもちょっと雨が降るとこの遺跡は水没します
サンダル的なもので臨まないと、辿り着くことは出来ませんのでご注意を
( ̄ー ̄)ニヤリ
まあ、辿り着きたい方なんかいないと思いますけど・・
(^_^;),
ワット・チェディー・ヨット・ハック
広大な草原の真ん中にぽつんと立つチェディーの跡です
今にも倒れそうなその風貌に倒壊防止の策が講じられています
ほんのちょっと前までこの界隈はジャングルでした
それが今このように開拓され始めましたので、いずれこの寺院は観光遺跡へ発展するかもしれません
(・∀・)
アユタヤ中期を連想させるでデザインのチェディーですが、その建立の詳細は分かっておりません
その周りにはもう2つチェディーがあったとされる痕跡があり、そちらはすでにその原形はありません
また現在のところ発掘される予定もないようです
浸食の激しいこのチェディ
観光遺跡になる前に崩壊してしまうかもしれませんね
そうなる前になんとか修復をしてもらいたいものです
尚、この遺跡の草原は雨期になると底なし沼に代わります
注意しないと僕のように沼にはまり、脱出に3時間を費やす羽目になりますのでご注意を
( ;∀;)
ちなみにこの遺跡はかつてワット・サーリカー(วัดสาริกา)と呼ばれていましたが、現在では改名されています
ワット・キアン
アユタヤ・スタジアム内の一番奥のサッカー場の脇にある遺跡です
修道院の土台跡がひっそりと残っています
一部にチェディーの先端らしき部分が転がっていますが、本体の姿は残っておりません
休日に来ると子供たちのサッカーに興じる歓声が聞こえてきます
実は僕もその昔はサッカー少年
懐かしいですー、このスタジアムの雰囲気♡
.。゚+.(・∀・)゚+.゚
さて、遺跡は塚に埋もれて見えている部分は少なくなっています
まだ大きく育った樹木も、遺跡を覆い隠すのに一役買ってしまっているようです
1972年スタジアム建設と農業学校の拡張のためこの界隈を開発
その際5つの寺院の跡を発掘されました
その一部は今なおこのスタジアム内に残っており、看板も用意され整備されています
その寺院跡は、このブログでは『放棄された廃墟寺院シリーズ』として紹介済み
残念ながら同じ境遇なのに、なぜかこちらの遺跡は看板も何もなくかなりの知る人ぞ知る感が出てしまっているので『放棄され過ぎ寺院』とさせていただきました
m(_ _ )m
ワット・セマ
普通の感性の持ち主なら間違いなくスルーする遺跡
が、放棄ジニリストは見逃しませんね
( ・`ー・´) + キリッ
道端にちょこっとだけチェディー跡が残っています
なぜこの道路開通時に撤去しなかったか不思議な感じの遺跡となります
と、調べたら一応かろうじてこの部分は私有地
またの名をバウンダリーストーン修道院とするこの遺跡の大部分は、やはり周辺の開発により姿を消し、私有地のこの部分だけが残ったようです
最近隣に小さな神社まで作り信仰度が爆上がりしたこの遺跡
こんなちっちゃな欠片でも信心次第で神格化しちゃうもんなんですね
(・∀・)
ワット・ヤック
タイ語で鬼を表す名前を持つ寺院
別名『ヤークシャー修道院』とも呼ばれています
とある会社の倉庫内に建っていて見づらい遺跡でしたが、この遺跡の前の壁を撤去してくれたので誰でも見られるようになりました
見られるようになったとはいえ、初見ではまず気づくことは出来ないでしょう
この前を通ってようやく、『あれ?なんか塔がありますね』となる感じです
円形の仏塔はしばらく誰の手も加わっていないのか、樹木に覆われかけています
このままいくといずれ根に侵され崩壊の一途を辿るかもしれません
まさに放棄され過ぎにも程がありますな・・
(≡ω≡.)
ワット・ドゥシット
住宅地に溶け込むように残る修道院の残骸とチェディー跡
崩壊したかつて建物であった素材が散らばっています
比較的大きめの遺物となってはいますが、今となってはそれがどの部分を構成していたかの判断は困難になっています
ちらほら洗濯物が見えるように、この遺跡は民家の庭の中にあると言っても過言ではありません
いや、順番からすると遺跡を庭にしちゃった住民がいらっしゃったということでしょうね
(。-∀-)
ま、アユタヤという土地柄
遺跡なんて日常の延長なんでしょう
遺跡の前には小さな神社も建てられました
中華風の装飾である背景には、かつてこの界隈が中国人コミュニティがあったことに由来しています
まあ神社建てるくらいだったら、もう少し遺跡側に手を加えた方がいい気がしますが・・
(≡ω≡.)
ワット・シーリアム
さて最後は四角寺と訳されるワット・シーリアム
仏塔は円形ですが土台が正方形なのでそう呼ばれるんでしょうかね
アユタヤのメインロード309号線沿いに、ぽつんとあるのでお気づきの方もいらっしゃるかもしれません
かつては複数のチェディーがあったされますが、その国道を建設す際に撤去されかろうじてこのチェディだけが残ったようです
一応囲いがされ献花台は用意されていますが、この寺院を表す何かしらの説明は何もありません
チェディーは3つの同心円タイプでしたが2つしか残っていません
3つはそれぞれ仏教における宇宙観を表しており、官能的世界、有形の世界、無形の世界となっています
にしてもこれぞ街角チェディーの代表のような遺跡ですね
東アユタヤ地区は比較的人口が集中しているので、他のエリアと比べるとまだ放棄感が薄い方です
ですがぽつんとある遺跡は一体それが何であるかを知る術は無く、地域住民ですら知らない方がいるのというのは同じのようですね
今回もこれらの場所の発見、遺跡名の調査、
車がはまった際の手助け( ;∀;)、など住民の方々には大変お世話になりました
次回の放棄され過ぎにも程がある廃墟寺院シリーズはアユタヤ北東地区を予定
その周辺の住民の皆様方
あたたかいご協力のほどよろしくお願い申し上げます~
*_ _)ペコリ
放棄され過ぎ寺院はそのほとんどがGoogle先生にも把握されていません
ということでKakashi Map
青アイコンが今回の東アユタヤです
★『放棄された廃墟寺院シリーズ』は絶賛更新中!★
アユタヤに行かれる予定のある方は是非チェックを!!
( ・`ー・´) + キリッ
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街全体が世界遺産となっている魅惑の都市アユタヤ
過去の戦争によりことごとく破壊された都市は、現代にその悲壮さと虚空を残し得も言えぬ風景を作り出しています
そんな悲壮さに拍車をかけているのが、このブログでおよそ10日毎に紹介している『放棄された廃墟寺院シリーズ』
世界中の観光客が注目する大遺跡群の脇にありながら、誰も見向きもしない遺跡にスポットあてているシリーズなのです
尚、この廃墟寺院の定義とは下記の通りです
①アユタヤ王朝時には存在し王朝崩壊とともに廃寺化した
②直近まで手付かずのままで長期間放棄されていた
③お坊様的な常駐者が現在でもお見えにならない
さてそこから派生し不定期ながらに連載しているこの『放棄され過ぎにも程がある』シリーズ
これから紹介するのは、そんな廃墟寺院はまだまだ甘い!
街に溶け込む仏塔の跡や、すでに残骸しか残っていない・・が実はかつて華やかな寺院であった、なんて所がアユタヤには多数点在しています
通常の放棄寺院よりさらに悲壮感溢れる遺跡
今回は東アユタヤ地区のご案内
放棄され過ぎってどうゆうこと??
そんな疑問はごもっとも
さあ百聞は一見に如かず、それでは一緒に見ていきましょう!
レッツ――ヽ(@,,>∀<)ノ――ゴォォ♪
WAT KHO KEAW / วัดโคกแก้ว
ワット・コーク・ケーオ
1993年に編集されたアユタヤ遺跡群地図においての最南端に位置する寺院です
が、その存在はこの小道上に住む住民くらいしか知らないかもしれません
一応各種仏像は鎮座していますが、看板も案内も何もなくここがワット・コーク・ケーオだと把握する術はこの場所には無さそうです
元チェディー(仏塔)と思われるレンガ層に大木が重なるアユタヤあるある光景が広がっています
その住民の話によると、どうやらこの遺跡は軽い心霊スポットの模様
古の寺院を巻き込んだこの大木には精霊が宿り、時折いたずらをするのだとか
ここへ訪れる際、あまりふざけていると何かしらに憑りつかれるかもしれませんよ
( ̄ー ̄)ニヤリ
WAT KHOK YAI LUK / วัดโคกยายสุข
ワット・ノック・ヤイルック
アユタヤの観光名所日本人村のすぐ南側にあるレンガ塚遺跡です
直訳すると『ルックおばあちゃんの塚』となるのですが、この遺跡の歴史においてルックおばあちゃんなる老婆が出てくる痕跡は一切ありません
ま、というよりこの遺跡についての文献は一切ないというのが本音ですけどね
(。-∀-) ニヒ
奉納されている白像にある記述でここがワット・ノック・ヤイルックだと認識できます
かすかに残るレンガ塚だけがこの遺跡の遺物で、シロアリ塚のような土状の塚で構成されています
比較的交通量の多い幹線道路沿いにあるのですが、その存在に気付く方はよほど普段より放棄寺院に飢えている方くらいでしょう
ま、このような風景はタイ全土によくありますからね
WAT SANGKHAWAT / วัดสังฆาวาส
ワット・サンカワット
イムスックというレストランの奥にあるレンガ塚遺跡です
もともと荒れ放題の遺跡でしたが少々手が加えられ、今では仏像用のお堂も建てられています
が、それも飽きちゃったのか、今ではすっかり草が生い茂る風景となってしまっています
レストランを通らなくともこの神社には辿り着けますが、生い茂る草との戦いになりますのでそれなりのご覚悟を
( ̄ー ̄)ニヤリ
そのレストランの開発時、この界隈を掘削した際に排水設備のようなものが発見されました
そのためこの寺院は給排水設備が整った、当時にしてはかなり大規模な寺院であったと推測されています
破壊された仏像の一部はアユタヤらしくしっかり残ります
この寺院が歴史上姿を現すのは、1767年4月7日にビルマ人により拘束されたエカタート王が監禁されたチク村という場所が、ここサンカワット寺院の近くであったとされている事
尚、その後エカタート王は監禁中ろくに食事も与えられず餓死に近い亡くなり方をしたのだとか
放棄寺院の歴史に絡むと王ですら放棄されてしまうね
( ;∀;)
WAT KO NOI / วัดเกาะน้อย
ワット・コ・ノーイ
クロンスワンプルー・ソイ12/3という一生に一度通るか通らないかの小道の最深部にある遺跡です
住宅地の庭のような奥にあるので、発見はすこぶる困難といえます
またこの通りは住民の人口より犬口のほうが確実に多いので、犬に抵抗感がある方は絶対に通ってはいけませんよ
( ̄ー ̄)ニヤリ
民家の駐車場を通るのできちんと挨拶しておきましょうね
『さわーでぃーかっぷ』
さらに道なき道を抜けた林の中にあるレンガ塚
こんな思いまでして辿り着いたところで、得るもののほうが確実に少ない遺跡です
( ;∀;)
先ほどのワット・サンカワットと後述するワット・カンペーンとの3寺院で関連があったとされています
が、どの寺院も歴史は不明で残存物もほとんどない悲しい遺跡となっています
ご覧の通りここも残るはレンガ塚のみ
ここがかつてワット・コ・ノーイであった事は、きっとここの住民さんくらいしか知り得ないでしょう
WAT KAMPHAENG / วัดกำแพง
ワット・カンペーン
先ほどのワット・コ・ノーイと同じソイにある遺跡です
こちらはワット・コ・ノーイに比べると少々装飾が施されているようです
が、それも建てた後は飽きっちゃったのか、放棄され感が若干出てしまっているようです
大きく育った菩提種の袂に坐像の一部が取り残されています
また周りにはかつてここの床に敷かれていたとされるレンガが点在して残ります
こういうのを集めて復元する気はサラサラないんでしょうな
なんかもったいない気がしますね
(´・ω・`)
しかもちょっと雨が降るとこの遺跡は水没します
サンダル的なもので臨まないと、辿り着くことは出来ませんのでご注意を
( ̄ー ̄)ニヤリ
まあ、辿り着きたい方なんかいないと思いますけど・・
(^_^;),
WAT CHEDI YOT HAK / วัดเจดีย์ยอดหัก
ワット・チェディー・ヨット・ハック広大な草原の真ん中にぽつんと立つチェディーの跡です
今にも倒れそうなその風貌に倒壊防止の策が講じられています
ほんのちょっと前までこの界隈はジャングルでした
それが今このように開拓され始めましたので、いずれこの寺院は観光遺跡へ発展するかもしれません
(・∀・)
アユタヤ中期を連想させるでデザインのチェディーですが、その建立の詳細は分かっておりません
その周りにはもう2つチェディーがあったとされる痕跡があり、そちらはすでにその原形はありません
また現在のところ発掘される予定もないようです
浸食の激しいこのチェディ
観光遺跡になる前に崩壊してしまうかもしれませんね
そうなる前になんとか修復をしてもらいたいものです
尚、この遺跡の草原は雨期になると底なし沼に代わります
注意しないと僕のように沼にはまり、脱出に3時間を費やす羽目になりますのでご注意を
( ;∀;)
ちなみにこの遺跡はかつてワット・サーリカー(วัดสาริกา)と呼ばれていましたが、現在では改名されています
Wat Khian / วัดเขียน
ワット・キアン
アユタヤ・スタジアム内の一番奥のサッカー場の脇にある遺跡です
修道院の土台跡がひっそりと残っています
一部にチェディーの先端らしき部分が転がっていますが、本体の姿は残っておりません
休日に来ると子供たちのサッカーに興じる歓声が聞こえてきます
実は僕もその昔はサッカー少年
懐かしいですー、このスタジアムの雰囲気♡
.。゚+.(・∀・)゚+.゚
さて、遺跡は塚に埋もれて見えている部分は少なくなっています
まだ大きく育った樹木も、遺跡を覆い隠すのに一役買ってしまっているようです
1972年スタジアム建設と農業学校の拡張のためこの界隈を開発
その際5つの寺院の跡を発掘されました
その一部は今なおこのスタジアム内に残っており、看板も用意され整備されています
その寺院跡は、このブログでは『放棄された廃墟寺院シリーズ』として紹介済み
残念ながら同じ境遇なのに、なぜかこちらの遺跡は看板も何もなくかなりの知る人ぞ知る感が出てしまっているので『放棄され過ぎ寺院』とさせていただきました
m(_ _ )m
WAT SEMA / วัดเสมา
ワット・セマ
普通の感性の持ち主なら間違いなくスルーする遺跡
が、放棄ジニリストは見逃しませんね
( ・`ー・´) + キリッ
道端にちょこっとだけチェディー跡が残っています
なぜこの道路開通時に撤去しなかったか不思議な感じの遺跡となります
と、調べたら一応かろうじてこの部分は私有地
またの名をバウンダリーストーン修道院とするこの遺跡の大部分は、やはり周辺の開発により姿を消し、私有地のこの部分だけが残ったようです
最近隣に小さな神社まで作り信仰度が爆上がりしたこの遺跡
こんなちっちゃな欠片でも信心次第で神格化しちゃうもんなんですね
(・∀・)
WAT YAK / วัดยักษ์
ワット・ヤックタイ語で鬼を表す名前を持つ寺院
別名『ヤークシャー修道院』とも呼ばれています
とある会社の倉庫内に建っていて見づらい遺跡でしたが、この遺跡の前の壁を撤去してくれたので誰でも見られるようになりました
見られるようになったとはいえ、初見ではまず気づくことは出来ないでしょう
この前を通ってようやく、『あれ?なんか塔がありますね』となる感じです
円形の仏塔はしばらく誰の手も加わっていないのか、樹木に覆われかけています
このままいくといずれ根に侵され崩壊の一途を辿るかもしれません
まさに放棄され過ぎにも程がありますな・・
(≡ω≡.)
WAT DUSIT / วัดดุสิต
ワット・ドゥシット
住宅地に溶け込むように残る修道院の残骸とチェディー跡
崩壊したかつて建物であった素材が散らばっています
比較的大きめの遺物となってはいますが、今となってはそれがどの部分を構成していたかの判断は困難になっています
ちらほら洗濯物が見えるように、この遺跡は民家の庭の中にあると言っても過言ではありません
いや、順番からすると遺跡を庭にしちゃった住民がいらっしゃったということでしょうね
(。-∀-)
ま、アユタヤという土地柄
遺跡なんて日常の延長なんでしょう
遺跡の前には小さな神社も建てられました
中華風の装飾である背景には、かつてこの界隈が中国人コミュニティがあったことに由来しています
まあ神社建てるくらいだったら、もう少し遺跡側に手を加えた方がいい気がしますが・・
(≡ω≡.)
WAT SI LIAM / วัดสี่เหลี่ยม
ワット・シーリアム
さて最後は四角寺と訳されるワット・シーリアム
仏塔は円形ですが土台が正方形なのでそう呼ばれるんでしょうかね
アユタヤのメインロード309号線沿いに、ぽつんとあるのでお気づきの方もいらっしゃるかもしれません
かつては複数のチェディーがあったされますが、その国道を建設す際に撤去されかろうじてこのチェディだけが残ったようです
一応囲いがされ献花台は用意されていますが、この寺院を表す何かしらの説明は何もありません
チェディーは3つの同心円タイプでしたが2つしか残っていません
3つはそれぞれ仏教における宇宙観を表しており、官能的世界、有形の世界、無形の世界となっています
にしてもこれぞ街角チェディーの代表のような遺跡ですね
さいごに
東アユタヤ地区は比較的人口が集中しているので、他のエリアと比べるとまだ放棄感が薄い方です
ですがぽつんとある遺跡は一体それが何であるかを知る術は無く、地域住民ですら知らない方がいるのというのは同じのようですね
今回もこれらの場所の発見、遺跡名の調査、
車がはまった際の手助け( ;∀;)、など住民の方々には大変お世話になりました
次回の放棄され過ぎにも程がある廃墟寺院シリーズはアユタヤ北東地区を予定
その周辺の住民の皆様方
あたたかいご協力のほどよろしくお願い申し上げます~
*_ _)ペコリ
放棄され過ぎ寺院はそのほとんどがGoogle先生にも把握されていません
ということでKakashi Map
青アイコンが今回の東アユタヤです
★『放棄された廃墟寺院シリーズ』は絶賛更新中!★
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