焼き物の街クレット島にある古のお寺さんをお遍路しました!



クレット島

タイ好きの方なら一度は口にした事はあるであろうチムチュム鍋

可愛らしい素焼きのポットで提供されるタイの東北地方の鍋料理です

そんな素焼きポットの多くはノンタブリ県にあるチャオプラヤ川に囲まれた中州形状の島、クレット島で主に生産されています

地図で見ると相当大きな中州であり、ここを島に例えていいのか甚だ疑問ではありますが、ここに掛かる橋はなぜか1本もなく渡るには船を使う他ない状況はまさに島そのものです

そんな島は観光名所として数多くの日本人ブロガーさんも紹介中

という事で同じ紹介をしてもつまらない

今回は一部のマニアしか喜ばないお寺さんにクローズアップしてクレットを紹介していきましょう!

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通常ならこの手の記事では焼き物店やカフェなどを紹介するのが本筋


寺なんて誰も見るはずもないのは百も承知ですが、そこは『誰も知らない知られちゃいけない』箇所を紹介する当ブログの真骨頂
( ・`ー・´) + キリッ


という事でPVなど気にせず、すべてのお寺さんを船着き場より時計回りにご紹介

早速 お遍路開始しましょう!
(/´>▽<)o レッツゴー♪ 





 Wat Poramai Yikawat / วัดปรมัยยิกาวาส


ワット・ポラマイ・イカワート

以前はワットパクアオというモン語で呼ばれていたお寺さん、モン語で呼ばれていました。

約300年前に立てられ浸食により傾いたムクウ仏塔(チェディー)がクレット島の象徴となっています
このチェディーは1891年頃に崩壊したとされ、1992年に建て替えられましたがなんとその際当時の傾きを再現したまま修復されました

崩壊っぷりも忠実に再現するとはある意味すごいっすね

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お寺さんもアユタヤ王朝後期からの建立

北から来たモン族によって建てられた為、この寺院は長く彼らの信仰の中心でした

そんな歴史を持つこのお寺さんは、がっつり日本語でも説明書きがあるので立ち寄りの際は是非ご一読を
( ̄ー ̄)ニヤリ

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f2a80efb23292da474231e0c07450f7b写真データはこちらより
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 Wat Phai Lom / วัดไผ่ล้อม


ワット・パイローム


アユタヤ王朝時代から建てられた古代寺院でクレット島で最も古い神殿の1つです ビルマ人がノンタブリー市を攻撃して占領した1765年より廃れ始め、その後、1767年のアユタヤ侵攻と共に放棄されました 1774年戦禍が落ち着くとタイに古くからいたモン族が寺院を改修するためにここを訪れました
その際それなりに修復はされたのですが、如何せん人口が少なく参拝者もいなかったことから廃墟感はぬぐえなかったそうです

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その後再度礼拝堂を改修し、1903年8月29日にジンの格付けとなるウィソンカムシマが授与されました ワットパイロムの場所は、クレット島にある他のモン族系寺院(ワットポラマイイカワット・ワットサントントン)の中心に一位置しているため、モン語で中心を表す『ピアト』とも呼ばれています


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 Wat Sao Thong Thong / วัดเสาธงทอง


ワット・サオトントーン


この寺院もアユタヤ王朝時代に住むようになったモン族によって建てられました
ここの周囲には
檳榔樹(ビンロウジュ)と呼ばれる東南アジア特有のヤシが多く自生していたので、以前はワット・スアンマーク(マーク=檳榔樹)と呼ばれていましたが、檳榔樹が寺建立のため伐採された後にワットピアアラットに改名されます その後さらにモンクット王の治世中に現在のワット・サオトントーンに改名されました

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礼拝堂の後ろにあるのはこのお寺さんの象徴パーククレット地区で最も高いチェディとその周りにも12のチェディがあります


またここはクレット島で最初に作られた小学校でもあり、平日には子供たちの笑い声が響いているそうです

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 Wat Makham Thong / วัดมะขามทอง


ワット・マカムトン
4つの伝説の石が祀られている放棄された廃墟寺院 伝説の石は今や地元民でもその威光を理解していません
が、放棄されほんの多少修復されたこの寺院には、大切にそれは保管されています

毎年お祭りの日にこの石を祀る風習があるようですが、詳細は良く分かりませんでした
m(_ _ )m. 

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 Wat Chan / วัดจันทร์


ワット・チャン


この寺院自体はなんと1772年5月20日に建てられ、1795年1月9日にウィスンカムシマというタイにおける寺院の格付けをを受け取りました。 当時礼拝堂は10m*20mでしたが老朽化により1921年に新しくなりました さらに 1971年に礼拝堂のアーチ部分にガラスが用いられましたが、その後は飽きちゃったのか放棄され今に至ります 今ではそんな歴史はまったく感じられないほどの廃墟感があり、地元の方でさえその存在を忘れつつあるようです (^_^;),

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 Wat Sala Kun / วัดศาลากุล


ワット・サラクン
アユタヤ王朝時には建立されていたと言われる寺院ですが、アユタヤ王朝崩壊とともに一旦は放棄されてしまいました ラーマ2世治世中華系民族による貿易がこの地で盛んとなり、当時の華僑民族の繁栄により再度この寺院に修復がもたらせれます やがて寺院としての信仰を集められるようになり、ここはタイ政府承認の寺院へと格上げされました

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またこの寺院にはハマヌーンと呼ばれるLuangPho Sun僧侶のプラクルアン(お守り)が出土したことで有名

最高級のプラクルアンとしてコレクターの間でちょっとしたざわつきが起こっているようです

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 Wat Pa Lelai / วัดป่าเลไลยก์


ワット・パーレーライ 現状は隣にあるワット・チムプリーの監修下にある廃墟となった寺院です
建立の使用債は不明ですがアユタヤ王朝後期頃の建立で、ラッタナコシン時代初期に改装された寺院であると考えられています ウボソット(神殿)は、幅8.5m長さ18mの長方形でアーチ部分は漆喰の模様や植物で飾られていますが古さがにじみ出ています

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中にはチュクチ族の仏像があり弟子たちが手を組んで涅槃の姿勢で仏像を祀っています

・・が、今日は閉まっていて入れませんでした
(´・ω・`)

ホント、コロナ禍で入れないところが多くて困るわ
尚、1988年に新しい仏像が現在と同じ土台の上に建てられました
2012年にさらに修復が施されております


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 Wat Chimphli Sutthawat / วัดฉิมพลีสุทธาวาส


ワット・チムプリー・スッタワート


最後に紹介するこのお寺さんはアユタヤ王朝後期の建立とみられ、モン族によって建てられました
当時はワット・パファイとなっていましたがプラバット・ソムジャイ像が復元されたと同時に今の名前に改名されたそうです

1765年にビルマ軍によって侵攻された影響で数年間放棄されましたが、ビルマ軍より逃げ延びてきたモン族の方々のために、1774年タクシン大王によって再建された歴史があります

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その後1815年ここにモン族コミュニティーがあると聞きつけた、約4万人のモン族の方々がクレット島に集結

このことがこのクレット島にモン族文化の多大な影響が広まったきっかけとなったようです
尚、名前のチムはラマ2世の幼名から来ているようで、そこから彼の所縁が見て取れます ノンタブリ一美しいと言われる礼拝堂にはアユタヤ様式の仏像が祀られていましたが、その美しさゆえ盗難にあった仏像も数多くあるそうです


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 まとめ


クレット島のお寺さんは基本的にモン族の手によって建立されたところが多く、彼らの影響を多分に受けているようです

にしてもクレットまで来て寺を巡るなと正気の沙汰でありませんな
(;^_^A


しかも独歩ゆえにすべて歩いて制覇してみました
( ・`ー・´) + キリッ

約半日ほど掛かりマジで熱中症になりそうでしたね


さて、そこまでして得たものはなんでしょう

多分ほんの数人から得るPVくらいでしょうね
(。-∀-) ニヒ



場所はこちら




その他クレット島の情報はこちら!





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